優駿牝馬(オークス)
収得賞金400万円で抽選対象の馬が5頭も出走可能な今年の優駿牝馬。全体的な役者レベルは例年と比較してどうか。
欧州のパターン競走委員会がレーティング基準の見直しに同意した17年以降、優駿牝馬で馬券絡みを果たした馬のPRTを便宜的に
S:115以上
A:114から110まで
B:109から105まで
C:104以下
と区分し、その出走割合を比較すると
【S-A-B-C】
25年【0-3-7-8】(抽選対象馬含む)
24年【0-3-7-8】
23年【1-2-11-4】
22年【0-4-9-4】
21年【1-3-5-9】
20年【1-0-12-5】
19年【0-3-9-6】
18年【1-2-4-11】
17年【0-3-6-9】
構成比上は昨年と全く同じ。
出走馬のレベル感がその年々によって不均衡なG1戦となるだけに実際に馬券絡みした馬のPRTはバラバラ。
24年(良/18頭)109 → 114 → 111
23年(良/18頭)116 → 109 → 107
22年(良/17頭)112 → 106 → 111
21年(良/18頭)110 → 112 → ★
20年(良/18頭)115 → 106 → 101
19年(良/18頭)105 → 104 → 110
18年(良/17頭)115 → 110 → 111
17年(良/18頭)112 → 107 → 106
21年はオープン競走未経験ながら前走1勝クラスを勝って参戦したハギノピリナが3着(この臨戦パターンでの馬券絡みはフルゲートが18頭に制限されてからは初)になるなど「Lコラムの適性」が不透明なだけに穴目は期待出来る。
24年 2 → 1 → 3 人気
23年 1 → 2 →15人気
22年 3 →10→ 4 人気
21年 3 → 2 →16人気
20年 1 → 7 →13人気
19年 1 →12→ 2 人気
18年 1 → 4 → 2 人気
17年 1 → 6 → 2 人気
それでも今年と同構成比になった昨年(桜花賞からの直行組も今年と同数の6頭)は上位人気3頭で決着。
が、今年は桜花賞3着馬が獲得したレートが108、4着馬が103と馬場が渋ったとはいえ近年では例にないほど低調な桜花賞だった。
それだけに今年は「3頭目」に穴目が絡んでくる可能性は十分。そして再びここも馬場が渋るようだと…