>>105
オーナーと相談する必要なんてあるのか？　　　　　　

レース後のコメント（佐々木大輔騎手）
「この馬の力を信じて乗りました。（ゲートの）出がすごく良かったので、少し引っ張り殺すのももったいないかと思いましたが、先行集団で力ませ続けるよりは、一段引いて、折り合いに専念する形を選びました。３
3週前、1週前と調教で乗せていただきましたが、その時から厚みがあって、すごく良い馬だと感じていました。調教の感触のまま、競馬に臨めました。距離は1600ｍくらいがベストなのかなと思います。僕自身はG1を勝ったことはありませんが、大きいところでもきっとやってくれると思います」

（須貝尚介調教師）
「内枠で想定内のレースでした。（佐々木騎手は）2週調教に跨っていて、馬のことをよくわかっていましたし、我慢させていました。馬場の内が悪いとわかっていたので、良いところに出してほしいと伝えていました。それに応えて大したものだと思います。今後は朝日杯を目指しますが、鞍上はオーナーと相談します」

>>104
勝ち馬はスタートしてから暫くの間はハミを「噛み噛み」しながら行きたい素振りを見せたけれども、ジョッキーが宥めたタイミングがドンピシャ…吹かし切らないように巧く導いたファインプレイだった。

12.2 - 10.7 - 11.1 -
11.7 - 12.0 - 11.7 - 11.6 - 12.0

上り 4F 47.3 - 3F 35.3

アルレッキーノは今回の展開で34秒台の上がり脚を使えないとなると大きいところは厳しい。

モーリスの初年度産駒がデビューしたのは20年6月が最初。そこから前週までの間に芝の新馬戦では48頭が勝利を飾ったが、デビューから2連勝とした馬は意外と少なく以下の4頭だけ。

ノースブリッジ　　　2000m→2000m 葉牡丹賞
ゼットレヨン　　　　1200m→1200m かささぎ賞
ダノンエアズロック　1800m→1800m アイビーS
ダノンマッキンリー　1400m→1400m 秋明菊賞

モーリス産駒は若駒時には不器用なタイプが多く（距離や左右の回りなど）条件変更があると2戦目で凡走することが多々あり、連勝したのはデビュー時と同距離で新馬戦→重賞という飛び級を避けた馬達。

今回は2頭が飛び級に挑戦してきたが特にアルテヴェローチェ。

デビュー戦でパドックを周回していた時の様子ははっきりと覚えているが同じモーリス産駒で2着だったヒシアマンには「負けないだろうなぁ」と思わせたハミ受け。明らかに完成度では上だった。

デビュー時の鞍上は「距離は延びてもマイルくらいは」とコメントしているものの「噛む」タイプだったので、本質的にはマイルになるとという懸念も。吹け切らないで駆けられるか…

このレースが10頭未満となるのは4年連続7回目。過去の6回は

23年　良　9頭　3 → 1 → 2 人気
22年　良　9頭　2 → 7 → 3 人気
21年　良　7頭　1 → 2 → 3 人気
19年　良　9頭　1 → 2 → 3 人気
18年　良　8頭　1 → 7 → 4 人気
16年　稍　9頭　3 → 2 → 1 人気

1番人気　　【3-1-1-1】
2番人気　　【1-3-1-1】
3番人気　　【2-0-3-1】
4番人気以下【0-2-1-30】

22年　ノッキングポイント　1番人気　4着
18年　シャドウエンペラー　2番人気　5着
18年　ドラウプニル　　　　3番人気　4着

基本的には上位人気3頭で決着も、3番人気以内で馬券に絡めなかった馬の共通項はデビュー戦。

ノッキングポイント　東京1600　良　1分35秒3
シャドウエンペラー　阪神1600　重　1分35秒7
ドラウプニル　　　　中京1600　良　1分36秒9

少ない頭数のレースとなっても秋の開幕週だけにここでの勝ち時計は21年を除いた他の過去5回で良馬場なら1分34秒0以下の決着。完全にスピード負けしていた。

明日はレース前から雨の予報が出ているけれども極端に降らず、過去に2回あった「稍重」程度に収まる馬場であれば

17年　1分33秒0
16年　1分34秒5

前走は新潟のマイル戦といえど1分33秒3の勝ち時計を楽勝でマークしたアルレッキーノは半兄のノッキングポイントのような不覚は許されない感。

１　アルテヴェローチェ　
２　ニシノルアノーヴァ　
３　アルレッキーノ　
４　マイネルチケット
５　タイセイカレント
６　シンフォーエバー
７　フードマン

ここに集った顔は例年とは全く異なる様相。一波乱あっても不思議はない、かも…

14年の「第1回 いちょうS」を含めて秋の府中開催開幕日に「重賞」として施行された過去10年で馬券絡みした馬が【デビューした舞台】は

23年
1　6月　東京1600　1着◎
2　6月　東京1600　1着◎
3　6月　東京1600　1着◎

22年
1　8月　札幌1500　1着◎
2　6月　東京1600　3着
3　7月　小倉1800　3着

21年
1　6月　東京1600　1着◎
2　8月　新潟1600　1着◎
3　6月　中京1400　2着

20年
1　7月　阪神1600　1着◎
2　8月　新潟1600　1着◎
3　7月　福島1200　2着

19年
1　6月　東京1600　1着◎
2　9月　阪神1600　1着◎
3　6月　東京1600　2着

18年
1　6月　東京1600　1着◎
2　9月　新潟1400　1着◎
3　8月　新潟1600　1着◎

17年
1　6月　阪神1600　1着◎
2　6月　東京1600　1着
3　8月　新潟1600　2着

16年
1　6月　東京1400　3着
2　7月　中京1600　1着◎
3　7月　中京1600　1着◎

15年
1　6月　東京1600　2着
2　8月　新潟1600　1着◎
3　7月　中京1600　2着

14年
1　7月　中京1400　4着
2　9月　新潟1600　1着◎
3　8月　新潟1800　1着

◎は新馬戦勝利からここに直行した馬。G3に昇格し「真の重賞」になった16年以降は特に

・左回りのデビュー戦を勝利　　
・2ヶ月ほど夏休み（外厩調整）

これらを経て賞金加算を狙う…というデビュー前から「この先」をかなり意識したローテーションが組まれる素質馬が基本的に集まる競走だった。

ところが今年は

東京の1600戦でデビュー　0頭
7月までに中央場で勝利 　 0頭
レース間隔が2ヶ月以上 　 2頭

「来春を見据えたローテーション」で挑んできた感が乏しい面々なので三連系に最低1頭は「調子の良さで頑張りました」的なブービー人気あたりの馬が絡んで来そう。

アルテヴェローチェ　
アルレッキーノ 　
シンフォーエバー　
タイセイカレント　
ニシノルアノーヴァ　
ヒシアマン　
フードマン　
マイネルチケット　

勝ち馬は後々２歳G1やクラシックを勝っているので、そろそろＧ２に昇格をして欲しい(それともまだ10回もしていないから厳しいですかね？)。
ファンタジーＳも同様に。

>>97
正直者の堀調教師には感謝

ゴンバデカーブースに対する1週前の >>95 の堀師のコメントが最終追い切り後は明らかにトーンが変わっていたとはいえ

12.2 - 11.1 - 11.6（34.9）
12.0 - 12.3 - 11.7 - 11.2 - 11.3（58.5）

この流れを最後方から差し切るとは…

確かに馬場は良かったけど、昨年のドルチェモア（FS優勝）を含めて >>93 の基準は今回クリア。どこかでG1奪取が可能なパフォーマンスは示した感。

賞金加算したボンドガールはともかく、早くも暴走しかけたシュトラウスは一族の血を拭えなかったような…