宝塚記念
現在の芝馬場は昨年の第2回阪神競馬終了後に従来の芝を一旦除去し、正面および向正面の外側を中心に約19,200平方メートルの路盤更新を行ったのと併せてコース全面をバーチドレンで解して再び昨年7月までに芝の張り替えを実施。
「新しい芝に張り替えた箇所」の面積は総面積の約86,000平方メートルに対し約54,200平方メートルで「新しい芝に張り替えていない箇所」は内回りと外回りの3角から4角にかけて内から約7mより外、1角から2角の内から約15mより外だけ。
ベースとなる芝は鳥取県の野芝。一部2角奥にある発走地点付近は傷みに強いとされ芝の千切れにくさを示す数値は従来の芝より1.5倍以上の鳥取県産エクイターフを阪神に初導入。
一昨年に芝を張り替えた時から路盤にウッドチップなどの有機物を増やして水分量を保持するようになり、その効果もあってクッション値は低下しながらも馬場は傷みにくくした。
例年の第1回阪神開催前にはエアレーション作業やシャタリング作業は実施しないが今年は昨年7月に新しい芝に張り替えていない箇所にシャタリング作業を実施。その後昨年9月から10月にかけてコース全面にバーチドレンを入れてエアレーション作業も実施。
そしてこれまでに
1回阪神 第1日から第8日まで Aコース
2回阪神 第1日から第2日まで Aコース
2回阪神 第3日から第8日まで Bコース
3回阪神 第1日から第4日まで Aコース
今年は阪神競馬場が外回りコースが併用されるようになった06年12月以降の宝塚記念では初となる阪神Aコース、しかも2回開催終了後にエアレーション作業の実施を受けて土曜日は終日雨中での競馬。どんな馬場になるのやら…